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Tag: 藤沢周平
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司馬遼太郎氏の本を読むと、意外と「美談」が多いような気がするのは私だけでしょうか?もうちょっと違った視点での歴史小説が読みたいな、と思って、藤沢周平氏を注目しているのですが、なかなかどれから読もうかな、と迷ってしまっています。

迷っている位なら・・・と考えて、「今をときめく歴史小説作家」を選定しようかな、と思い立って、本ブログの投稿記事、「一流社員が読む本::最新作家による歴史小説の名作」にある火坂雅志氏の歴史小説「天地人」を調べてみると・・・ Amazon のカスタマーレビューにとっても興味深い内容が・・・ちょっと引用しましょう!

直江兼続の生涯をトータルで描いた作品及び大河ドラマの原作という事で、不安と期待で読んでみたのだが、不安の部分が大いに占める内容だった。藤沢周平氏の『密謀』とは文章力と構成の格が違い、非常につまらない小説だった。

内容が面白い面白くないは、個人差がありますから、そうしたレビュー内容は、どうでも良いのですが、それよりも「藤沢周平氏の「密謀」」文言が気になる・・・更に、この藤沢周平氏の本を調べると・・・更に興味深い内容のレビューが!引用しておきます。

何時の世も、どの国も歴史は「勝者」からの視点で語られてきた。 敗者は悪しざまに汚名をそそがれ、滅び散ってゆく。

本書は関ヶ原における「敗者」である上杉影勝とその参謀の直江兼続を中心題材 とした歴史小説である。史実を元にした歴史小説だが堅苦しさは全くなく、 登場人物は皆、藤沢周平特有の人間味の溢れた魅力のある人物像で描かれている。 又、史実の描写とフィクションであろう場面の描写のバランスは絶妙で時代小説 としての面白さも十分に堪能できる。

(中略)

そして、徳川幕府によって会津120万石から米沢30万石に減封された上杉の物語りは 藤沢周平の遺作となる「漆の実のみのる国」へ継承される。

どうやら、この辺から読んでいこうかな・・・

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歴史小説を読んでいこうとする時に、やっぱり「これは読んでおかないとね」といった名作があるんですよね・・・どんな領域でも同じでしょうけど。ウェブページ「一流社員が読む本::スタンダードともいえる歴史小説名作群」には、そんなスタンダードな書籍がリストされていますから、自分用に引用しておきます。

吉川英治の『宮本武蔵』は息が長い。最初にベストセラーになったのが戦時中であり、半世紀以上経った今も売れ続けている。

戦後は司馬遼太郎の『竜馬がゆく』が時代小説のかたちをとった青春小説の典型である。戦後は司馬遼太郎の『竜馬がゆく』が時代小説のかたちをとった青春小説の典型である。

池波正太郎の『鬼平犯科帳』も人気が高い。同心や密偵、あるいは敵対する盗賊を前面に出し、鬼平はまとめ役として一歩引いた感じで登場する。にもかかわらず、その大きな存在感はすばらしい。

戦時中、新聞連載されていた子母澤寛の『勝海舟』には逸話がある。敗戦時、GHQが「封建的な精神を助長する読み物は掲載中止」といってきた。当時、江戸開城の場面だったが、担当者が「これはGHQがやって来た場面を、時代もののかたちを借りて説明しているんです」と抗弁し、通ったそうだ。戦中戦後とも史観を変えずに書き継がれた大作だ。

郷里の史上の人物、上杉鷹山を描いた藤沢周平の遺作『漆の実のみのる国』を挙げたい。司馬.太郎が国を憂うると大所高所から論じるが、藤沢は「この国が何とかよくなってほしい」という「祈り」を描き、漆が実り、風にかさかさ揺れる場面で終わる。

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#bakumatsu 司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」と続けて「燃えよ剣」を読了。時代小説には、これまでまったく興味が無かったけど、いざ読み出してみるとどっぷりとはまってしまっています。自分でも驚いているところですが・・・

ただ、ちょっと感じているのは、歴史小説は、かなり事実とは違った著者の想いが入り込んでいるだろうな、と感じています。上記の名作もそうですが、坂本竜馬や土方歳三の会話を克明に表現できるはずが無いのですから。と、ちょっとひねくれて考えてみると、司馬遼太郎氏以外の歴史小説も読んでみたい!せっかくなら、幕末がいいかな、とも考えています。

内田樹氏は、「内田樹の研究室::柴五郎のこと」で以下のように記述しています。

子母澤寛や藤沢周平の時代小説にはこの薩長に蹂躙され、明治日本の日の当たる場所から遠ざけられ続けた東北諸藩の積年の怨念のようなものがにじんでいる(その点で、関西人である司馬遼太郎とは感覚が微妙に違う)。

私は藤沢周平と同じく、戊辰戦争で負けた庄内藩士、旧新徴組隊士の末裔であり、祖母の父は白虎隊の生き残りの会津藩士であったから、私の中には「負け組」の血が脈々と流れていることになる。

私の父は東北出身で母は東京出身・・・私が幼いころによく「東京と東北では考え方が違う」と主張して、明治や世界第二次大戦の話をしていたのを記憶していますが、そうしたこともちょっと影響しているのかもしれませんが・・・上記は、決して無視できないので、一度、藤沢周平か子母澤寛を読んでみようかな、なんて考えているわけです。

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#ryouma あまりにも「日本」を知らないな、と感じている今日この頃で、あっちこっちで「日本とは」を知るための書籍を探しています。で、「竜馬がゆく」を真剣に読み出したわけですが、そのきっかけは、内田樹氏のブログから、司馬遼太郎や吉本隆明は知らなければいけない!?と感じたから。ちょっと引用しておきます。

ある国の文化的作物のうち、「その国固有」のものであるかどうかを判定する基準は「国外に愛好者を持たない」ということではないかと私は思っている。例えば、司馬遼太郎は日本の「国民作家」であり、吉本隆明は日本の「国民思想家」である。ご異論のある方はおられぬであろう。

その司馬遼太郎は英語訳が三点しかない。「最後の将軍」と「韃靼疾風録」と「空海の風景」だけ。「竜馬がゆく」も「坂の上の雲」も「燃えよ剣」も「街道をゆく」も翻訳がないのである。日本人の心性と価値観と美意識をみごとに描いたこれらの文章に非日本人はまったく関心を示さないのである。

吉本隆明が戦後日本思想を「知る」上で必須の文献であることに異論のある人はいないであろう。その吉本隆明の著作は外国語訳が一つもない。「擬制の終焉」も「自立の思想的拠点」も「共同幻想論」も「言語にとって美とは何か」もどれも外国語に訳されていないのである(加藤典洋さんに聴いた話では『共同幻想論』は以前フランス語訳が存在したそうであるが、いまは絶版)。

海外旅行の間に、ふっと「司馬遼太郎が読みたい」とか「藤沢周平が読みたい」とか「吉行淳之介が読みたい」とか「島尾敏雄が読みたい」思うことだってあると思うけれど(ないかな)、現地の本屋にはないのである。

でも、村上春樹はある。たくさん並んでいる。司馬遼太郎と村上春樹はどこが違うのか。
もしかすると、「対抗文化」だけが世界性を持ちうるということなのであろうか。

引用:「内田樹の研究室::ヒップホップと司馬遼太郎と村上春樹」より

これまでは、司馬遼太郎を私は読んだことがない・・・「竜馬がゆく」も「坂の上の雲」も「燃えよ剣」も「街道をゆく」も読んだことがないのです。どうやら「非日本人」なのかな・・・周囲の人は、「あなたは日本人離れしている・・・」と私を評価するのも解るような気がする・・・

下記、内田樹氏のブログから、上記と似たような内容の投稿記事を引用しておきます。

司馬遼太郎の外国語訳を読むことはきわめて困難である。Amazonで現在入手できる英訳は3点しかない(「最後の将軍」、「韃靻疾風録」、「空海の風景」)。「竜馬がゆく」も「坂の上の雲」も「世に棲む日々」も「燃えよ剣」も外国語では読めないのである。

意外でしょ。

外国の学者が日本的心性について知りたいと思ったら、司馬遼太郎を読むのが捷径だと私は思うが、その道は閉ざされているわけである(むろん、藤沢周平や池波正太郎も英語訳は存在しない。ついでに言えば、吉行淳之介も島尾敏雄も安岡章太郎も小島信夫も英語では読めない)埴谷雄高も谷川雁も平岡正明も村上一郎も吉本隆明も英訳はない。

この選択的な「不翻訳」は何を意味するのか。とりあえず「日本の50-60代のおじさんたちの胸にキュンと来る本」は外国語に翻訳されにくい、ということは言えるであろう。

引用:「内田樹の研究室::おじさんの胸にキュンと来る」より

やっぱり「竜馬がゆく」位は読んでおかなければ・・・と思い立って現在読書中!これが想像以上に面白くてビックリ・・・これまで読まなかったことをちょっとだけ後悔し始めました・・・