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Category: 読書感想
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一夢庵風流記一夢庵風流記1#rekishi #books 隆慶一郎氏の時代小説には待っていますが、今回は、隆慶一郎著「一夢庵風流記 改版」(新潮文庫:2007年12月)一夢庵風流記2を読了。最近は、仕事で中距離、長距離の移動が多いので、移動の時間だけできっちろと読了できました!

しかし・・・私、完全に「隆慶一郎シンドローム」になったようです。読了すると、次の作品が気になって気になって、どうしても他の作品に移動できませんません。他の作品との併読も試みましたが、やっぱり隆氏の作品に戻っている・・・まっ、小説はそれで良いかな、とも考えていますが。

この「一夢庵風流記」もかなり楽しめました!主人公は、「天下の傾奇者(かぶきもの)として知られる男がいた。派手な格好と異様な振る舞いで人を驚かすのを愉しむ男、名は前田慶次郎」ってことですが、まったく私は知りませんでした・・・まっ、歴史の教科書に登場するような人物ですら知らない方が多い私ですから、当然といえば当然ですが、それがまた面白い。時代小説を楽しむというより、主人公の生き方に面白さがあるし、憧れも感じるからでしょう。

驚きと新しい発見があるのも隆慶一郎氏の時代小説の面白さなのでしょうけど・・・この「一夢庵風流記」での新しい発見は、主人公の前田慶次郎がいまや誰でも知っている!?直江兼続と親友関係にあった、という設定。どうやら史実のようですが、現在、ビジネスの世界では、この直江兼続の参謀としての力量に注目すべきと叫んでいる方々が多い中、既に直江兼続と前田慶次郎を描いている・・・更には、上杉景勝も登場・・・更には徳川家康や伊達政宗といった歴史人も登場してくる・・・

もう、その展開の速さに感動しながら、「徳川家康 + 伊達政宗」 vs. 「上杉景勝 + 直江兼続 + (前田慶次郎)」という構図が、なんだか私には新鮮でした・・・

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死ぬこととと見つけたり2死ぬことと見つけたり3#books #rekishi 隆慶一郎氏の「吉原御免状」を読了し、他の歴史・時代小説を読もうと物色していたのですが、なんとも隆慶一郎氏のほかの書籍が気になって気になって・・・何ともいえない感情に襲われたのですが、それでも何とか山田風太郎氏の書籍を手に取りました。

ところが、その山田風太郎氏の解説を北川次郎氏が!そして、「隆慶一郎を読み尽くした後、山田風太郎に行き着く」と解説している!そして、隆慶一郎氏にはまったファンを「隆慶一郎シンドローム」と呼ぶことが記述されていました!なるほど、山田風太郎氏の書籍に手を出す前に、完全に隆慶一郎氏を読破しなければ!なんて思いの駆られて・・・

早速近所になる書店へ立ち寄って・・・隆慶一郎著「死ぬことと見つけたり(上巻)改版」(新潮文庫:2007年09月)死ぬことと見つけたりを購入、一気に読了しました。やっぱり面白い!

この本、内容は、佐賀鍋島藩の「葉隠」がベースになっているようですが、私自身は、「葉隠」という言葉を聞いたことはありますが、実際には何のことかまったく解っていませんが、それでも小説の内容には十分楽しめます。そのテンポのよさ、登場人文物の人間模様が何と嬉しい・・・元気をくれる内容です。

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#books 偶然発見した隆慶一郎という時代伊伝奇小説の作家。本ブログの投稿記事「北上次郎氏、松岡正剛氏が推す隆慶一郎氏って誰!?」でご紹介してから気になっていたので、書店へ出かけていって購入。一気に読了しました、隆慶一郎著「吉原御免状改版」(新潮文庫:2005年11月)吉原御免状2を。

話は、宮本武蔵に育てられた青年剣士・松永誠一郎が色里、「吉原」に行く場面からスタート。吉原が舞台と言うことで、ちょっと内容に不安がありましたが、考えてみれば、どうして吉原があるのか、いつからできたのか、いつ滅びたのか、どうして治外法権のような街があったのか・・・何も知らないことに気が付いて、どんどんと物語に引き込まれていきます。

ちょっと途中、どうしてこんな説明が登場するのかな・・・と考える場面もありますが、どうやらこの「吉原御免状」が、隆慶一郎氏の多くの小説を読む鍵になっているようですから、仕方が無いようですが・・・それにしても、時代伝奇小説って、こんなに面白いなんて・・・感動ものでした!

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月琴を弾く女月琴を弾く女1#bakumatsu 「竜馬がゆく」、「燃えよ剣」、「相棒」と幕末をテーマとする歴史・時代小説を読了してきて、「どうやら同じ人物を描いていても、その性格やイメージは、作家さんによって相当違っていそうだな・・・」と感じているのですが、それがまた面白い。坂本竜馬といえば、幕末を代表とする英雄!?としてイメージされていますが、どうも司馬遼太郎氏の坂本竜馬だけが全てではなさそうです。

そこで、「文庫王国(2010-2011)」に紹介されていた鏡川伊一郎著「月琴を弾く女 – お龍がゆく」(幻冬舎時代小説文庫:2010年06月)月琴を弾く女2に興味があって購入、一気に読了しました。

タイトル通り、坂本竜馬とその妻とされるお龍の物語。激動の幕末期を生きた2人の波乱万丈の夫婦生活・・・なんて思っていたのですが、実のところ、そうしたふうふう生活に焦点が当たっているというよりは、激動期を東方西走する坂本竜馬を取り巻く男達、そうした男達を支えるお龍とお龍周辺の女達を取り巻く人生を描いているように思います。後半の坂本竜馬の死後のストーリー展開は、鳥肌が立つほど面白かった・・・(いけません・・・更に歴史小説にはまりそうです・・・)。

注目は、作者、鏡川伊一郎氏の「新聞記者、商社、調査会社勤務」という経歴。空想のなかで物語を作成するというよりも、徹底した取材、調査がベースになっての物語なので、これまで疑問に感じていた幕末の謎が、す~っと入ってきます。それこそ、現場にいたのでは!?なんて感じさせる展開とその速さは、とっても好感が持てました!

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甲子園が割れた日甲子園が割れた日1雑誌「おすすめ文庫王国(2010-2011)」に紹介されていた中村計著「甲子園が割れた日 – 松井秀喜5連続敬遠の真実」(新潮文庫:2010年08月)甲子園の割れた日2を読了。2011年、最初の文庫本読了となりました。

本書、タイトル通り、私の年代のおじさん世代だけでなく、高校野球ファンなら誰でも知っていて絶対に忘れないであろう「1992年夏、星稜 vs. 明徳義塾戦」でおきた「松井秀喜5連続敬遠」を題材に、関係者に対して徹底取材したノンフィクションです。私は、この試合は、アメリカ滞在中で観てはいませんが、報道番組やテレビ番組で放送していますから記憶しています。

著者の中村計氏は、今をときめくスポーツライターだそうで、千葉県船橋市出身。ちょっと息抜きに読んでみようかな・・・と思って購入したのですが、一気に読み進んでしまいました!面白い!!

「敬遠」した側、された側とどちらを「正しい」といった結論を導くことなく、そこで何が起きたのか、その後、関係者はどうなっているのか等々、徹底した取材をベースにしていますから、その説得力は素晴らしいものがあります。

野球観の相違による敬遠の考え方の相違の結論は、取材なしでは成立しないと感じています。野球に純粋な星陵高校、勝負に純粋な明徳義塾高校。どちらが正しいのかと言うことではなく、そうした野球観による違いを丁寧に解説している部分も、納得のいく名解説だと感じています。

このエントリをつぶやくこのWebページのtweets Bookmark this on Delicious このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - 幕末・・・夢のコラボ、「相棒」を読了しました! この記事をクリップ!Livedoorクリップ - 幕末・・・夢のコラボ、「相棒」を読了しました! BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク newsing it! Googleブックマークに追加 FriendFeedで共有

相棒相棒1#bakumatsu 司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」、「燃えよ剣」と歴史小説を読了して、すっかり歴史・時代小説にはまってしまって、更なる小説を探していると、雑誌「おすすめ文庫王国(2010-2011)」を手にとってみると、そこに 2010年ジャンル別ベスト 10 というのがあって・・・

その中に、坂本竜馬と土方歳三がコラボを組む小説、五十嵐貴久著「相棒」(PHP文芸文庫:2010年10月)相棒2が紹介されていました!こりゃ、読むしかないでしょ、「竜馬がゆく」、土方歳三主役の「燃えよ剣」を読了したんだから!

坂本竜馬と土方歳三・・・正に幕末のヒーローの2人だそうで。史実とは、きっと違うんだろうな、と感じながらも、「相棒」なる背景は、「もしかしたら本当にあったかもよ」と錯覚させてくれるようなもの。まっ、こうした時代小説は、楽しめればいいんでしょ!ちぐはぐな会話は、正にイメージ通り。

私は、坂本竜馬よりも、徹底して新撰組にこだわった土方歳三のほうが個人的には好きですが、どうも知性が感じられないのが残念ですが、それでも土方の生き方は、実践してみたいな、と感じさせてくれます。

物語上で、竜馬が暗殺されて、土方歳三が・・・「てめえが殺したのは坂本じゃねえ。この国の明日だ」って台詞は、もう圧巻です!時間の経過と共に、「敵」ともいえる坂本竜馬に、声には出さずとも、信頼感を持ち、更に、この「国」を任せるにふさわしい、と理解していた土方歳三像は、素晴らしいの一言でした!

文体も平易だし、あれよあれよと読み進んでいける・・・幕末の竜馬と土方。もう感動ものの一冊でした!